データの出所:環境省2003年データ

5%、6%・・・何か「これだけで大丈夫?」という感じがします。
現に大気中のCO2濃度をこれ以上あげないようにするには50〜70%以上の温室効果ガスの削減が必要と言われています。
その数字から見れば5%なんて端数みたいなものですが・・・

しかし、アメリカの早期離脱やロシアの慎重な態度(この辺は後で説明します)を見れば、5%削減という数値が政治的にも経済的にもいかに難儀なことかというのがよく分かります。
しかも日本の温室効果ガスの排出量は1990年と比べて増えています。
何と2002年の排出量は90年比約+7%増!減らすどころか±0にもなっていません。
6%削減というのは-6%のことですから、単純計算で13%も削減しないといけないのです。

たかが5、6%、されど5、6%。
日本は2008〜2012年の間に本当に目標値まで削減できるのでしょうか?





日本の温室効果ガス排出量の推移
排出量(グラフ左)の単位は[百万トン-二酸化炭素(CO2)換算]

94年を境に増えています。


なお、95年より新たに3成分のガスを温室効果ガスとして計算に含むようになりました。計算する成分は、

90〜94年 「CO2」「CH4」「N2O」
95年以降 「CO2」「CH4」「N2O」「HFCS」「PFCS」「SF6」

となり、基準年の数値は、

90年の「CO2」「CH4」「N2O」排出量+95年の「HFCS」「PFCS」「SF6」排出量

という計算をしています。そのため、上記のグラフのように90年とは別に基準年が存在します。(90年の排出量=基準ではありません)

※温室効果ガスの成分
CO2・・・二酸化炭素 CH4・・・メタン N2O・・・一酸化二窒素
HFCS・・・ハイドロフルオロカーボン PFCS・・・パーフルオロカーボン
SF6・・・六フッ化硫黄
そう、京都議定書の基準となるのは「1990年」です。

1990年に排出した温室効果ガスの排出量を100%として、2008年〜2012年の5年の間に排出量を95%以下にするのが目標です。

しかし、これらの目標は先進国のみ対象となり、発展途上国は含まれません。
一見不公平な感じがしますが、「大量排出国である先進国が、最初に削減対策を行うべきである」という合意に基づいています。

なお5%は全体の数値で、各先進国に各々の目標が定められており、我が日本は6%、アメリカは7%、EUは8%となっています。
90年と比べて・・・ですか?


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